Nokiaが携帯電話基地局の点検にドローンを採用

作業員よりもドローンでやれば効率的な作業

フィンランドの電気通信機器メーカーであるNokiaの傘下にあるNokia Networksは、アラブ首長国連邦で携帯電話事業を手がけるdu社の携帯電話基地局の点検にドローンを使って協力することにした。

様々な場所の通信速度を計測したり、基地局の鉄塔を検査したり、LoS(Line of Sight)と呼ばれる無線通信の通りの良さなどをドローンで点検しようと言うのだ。

nokia_uses_drones_for_los_tests

当面の目的は、Dubai International Stadiumで大規模なイベントが行われた際に、市内の無線ネットワークが正常に稼働するかどうかを確認するためだという。

そこでドローンには、分析用のアプリをインストールしたスマートフォンを搭載して市内を飛ばす事にした。

この方法は、作業員が計測器を持って歩き回るよりも遙かに効率が良さそうだ。

しかもドローンに搭載されたスマートフォンが計測した接続状況や通信速度といったデータは、すぐにサーバーに送信されるため、改善すべきゾーンが何処にあるかすぐにわかる。

 

危険な場所にはドローンが行く

もう一つドローンに働いてもらうべきことがある。それが携帯電話基地局の鉄塔の点検だ。鉄塔の点検はこれまでも作業員にとっては危険が伴う作業だった。特に天候が悪い時は危険度が増す。

しかし、カメラを搭載したドローンを使えば、作業員の代わりに点検できるだけでなく、作業員ではあり得なかった確度からの点検も可能になる。

nokia_uses_drones_for_tower_inspection

ただ、何か見つけてしまった場合は、やはり作業員の出番となるが……。それでも、最初から作業員が行うよりは、メンテナンス作業全体としてはかなり効率アップになるし、作業員の危険も減少できるだろう。

ドローンと言えば、つい最近もスイスの国営郵便事業会社であるSwiss Postが、災害でインフラが破損し孤立した村に、ドローンで郵便物を届ける実験を始めたという記事を書いたばかりだ。

このように、ドローンは空撮ばかりで無く、人にとって移動が困難な場所や危険な場所で活躍する様になっていくだろう。

 

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【参考・画像】

※ Nokia Networks, du first in UAE to use telco drones for better network planning & faster optimization | Nokia

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