プラスティックの道路がメリットしかない!? アスファルト舗装が消滅するかも

道路の高機能化が容易に

このVolker Wessel社が発表した新しい技術は『プラスティック・ロード』という。文字どおりプラスティックで道路を作ってしまうものだ。軽量で、工事期間も短く、メンテナンスフリーで、従来の3倍のライフスパンが期待できるという。原料として使うのはリサイクルしたプラスティック材だ。

プラスティックで道路を作るとメリットは多いようだ。まず騒音の少ない道路が作れる。寒冷地の凍結防止用に道路を温めるのも容易だという。またモジュール化して製造することができる。そして、道路の下に空洞を設けることが容易になる。そのスペースにケーブル類や配水管、雨水管などを簡単に通すことができるというわけだ。

PlasticRoad3

 

原料は再生プラスティック

このプラスティック・ロードは、製品を再生可能な手法で製造するとともに、海に投棄されるプラスティックごみを減らして、海洋をきれにしようというコンセプトから始まったものだという。プラスティック製品をリサイクルし、軽量な“プレハブ”の道路部品を作る。それらを組み立てることで道路を簡単に作れるというものだ。工事期間は短縮され、道路の品質を一定に保つことも容易になる。

PlasticRoad2

プラスティック・ロードは事実上メンテナンスフリーだという。腐食や天候の影響も受けない。-40度から80度まで耐えることができる。化学薬品にも強い。道路のライフスパンは3倍に伸びると見積もられている。それによって道路の補修工事は減るので、普及したあとは渋滞も減ることになる。

このプラスティック・ロードで気になるのは、プラスティックの再生コストだ。ある程度低コストで十分な性能を持つ再生プラスティックが作れるのかどうか。

もうひとつ筆者が気になるのは、耐摩耗性である。腐食や天候に強かったとしても、タイヤとの摩擦に十分な強さを発揮してくれるのだろうか? 路面がすり減ってツルツルになってしまっては危険だ。もっともそのあたりは製法によってカバーする手段はあるのかもしれないが。

そういった問題がクリアになれば、なかなか魅力的なアイディアである。オランダは道路に関するイノベーションを積極的に進めているようで、次世代の道路技術はオランダから発信されていくかもしれない。

 

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【参考・画像】

※ Volker Wessels

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