エアコンなしで快適に過ごせる?熱を吸収して室内の温度を調整するテーブル

周りの熱を吸収して蓄えるテーブル

『js.l』が多大なエネルギーを消費する現代の環境問題に、家具を使って貢献できないかと考案したのが、『Zero Energy Furniture』というコンセプトだった。

そのコンセプトで作られたのが『Zero Energy Furniture』の頭文字を付けた『ZEF Table』だ。

VIA 2015 © photo Colombe Clier

『ZEF Table』は、室内の気温が上がると熱を吸収し、気温が下がると熱を放出するというテーブルだ。外観は普通の木製テーブルで、サイズが大きめなので会議室などに置かれていても違和感が無い。

しかしこのテーブルの天板の裏側には陽極酸化アルミの蛇腹状の板が取り付けられており、そこには特殊な相転移素材が塗られている。

ZEF Tableの天板の裏側

この相転移素材は、室内の気温が約22度を超えると軟化し、室内の熱を吸収して蓄えるのだ。逆に室温が約22度を下回ると、蓄えられていた熱が放出されて、室内を暖める。

つまり、陽極酸化アルミの蛇腹状の板が放熱・吸熱板で、相転移素材が蓄熱材となっているわけだ。

例えば、昼間の会議室で室温が上昇すると、会議用テーブルとして置かれている『ZEF Table』が熱を吸収し、室温を下げる。

そして夜になり室温が下がると、『ZEF Table』は昼間に蓄えた熱を放出して室温を上げようとする。

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