【忙しい人のための講座】世界が注目「Uber」は 何が問題なの?

「ライドシェア」という発明

そもそも、『Uber』とは何か?

この会社はアプリを用いて移動用車両を手配するという業務を行ってはいるが、タクシー会社ではない。なぜなら『Uber』は自前の営業車を1台も持っていないからだ。ジャカルタの車道

『Uber』で手配した車両のドライバーは、全員がアウトソーシングという形でその仕事を任されている。そして『Uber』と契約できるドライバーは、普通免許と自家用車があれば基本的に誰でもいいとされている。従って利用客は、まったくの一般車両に乗ることとなる。

『Uber』はこれを「ライドシェア」と呼んでいる。もちろん、タクシー業界がそれを良しとするはずがない。

「『Uber』は白タク会社だ!」

世界中のタクシードライバーは、異口同音にそう叫ぶ。

タクシーやハイヤーの運行に当局の許可がいるのは、どこの国も同じだ。中にはライセンスの発行のために煩雑な事務手続きを経て、最後に大金を積まなければならないという国すらもある。だが『Uber』はその負担を、ライドシェアという“発明”により難なく足蹴にしてしまったのだ。

しかしそうは言っても、『Uber』の用意する車両は所詮一般人のものである。そこに“信頼”というものを見出すのは、やはり難しいのではないか? 交通機関に対して常に安全性を要求する日本人は、ついそう考えてしまう。

だがそれはナンセンスな疑問だ。

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