竹職人が発案、高知県の不思議な「竹」を纏ったEV【クールジャパン】

121年続く竹細工の老舗がEVを製作

“竹虎”こと、山岸竹材料店は、この地で明治27年に創業、121年間に渡り、この日本唯一の『虎斑竹』を伝統的な手法で加工。

竹かご、ざる、竹箸、竹皮草履、竹鬼おろし、蒸篭、竹弁当箱、竹家具、竹炭、竹酢液、竹布など、多岐にわたる竹細工や竹製品の製造、販売を手掛ける老舗竹メーカーだ。

竹が持つ“しなる”特性は、外力に対して強靭で、長く使えるエコな素材。

同店の4代目山岸義浩氏が、この『虎斑竹』の魅力をもっと全国にアピールすべく、環境に優しいEVに『虎斑竹』を組み合わせる事を思いついた。

光岡自動車の小型EV『Like-T3』をベースに、『虎斑竹』で外観を仕上げ、2人乗りのEVを製作。

乗り手に竹の強さ、しなやかさ、清々しさなどを肌で感じてもらおうという思いが込められている。

竹は、継続利用できる無尽蔵の資源であるというだけでなく、加工の容易さ、柔軟性、堅牢性など特有の性質を持っており、海外では高層ビルの足場にも使われるほど強く、しなりがあり、狂いが無いのが特徴。

また、竹を割ってヒゴ状にすれば、柔らかな曲線の表現が可能となり、クルマのボディにも利用可能になる。

発想のもとになったのは、京都大学が、京都市産業技術研究所や東洋竹工などと協力して製作した、竹かご型電気自動車『Bamgoo』だ。

1ページ目から読む