NASAは火星の地表に、どのようにして液状の水を発見したのか!?

特定の季節だけ現れる「黒い筋」の正体

カギとなったのは、スペクトル分析器(分光計)の画像だった。火星のある部分では、急峻なスロープ状の地形のところに、黒い筋状の模様が現れたり消えたりする。

比較的気温の高い季節に現れ、気温の低い季節には消えることもわかっていた。この模様は火星のいくつかの場所において、-23℃以上になったときに現れる。

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(c)NASA/JPL/University of Arizona

 

今回、その“黒い筋”の場所のスペクトルを調べたところ、含水塩が発見されたのだ。含水塩は水の凝固温度を下げる効果がある。道路に融雪剤をまくと氷が溶けるのと同じだ。

つまり、黒い筋は含水塩を含んだ氷が溶けて、地表を流れたあとであるというのだ。

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