外科治療が必要な「心臓弁膜症」に利用する新たな人工弁輪

三尖弁の弁膜症に対する外科治療に利用

同社はエドワーズライフサイエンス社の日本法人。

その歴史は、1958年に創始者であるマイルズ・ローウェル・エドワーズが、ガレージを利用して研究室を立ち上げた時点まで遡り、1960年には世界で初めて人工心臓弁の製品化に成功した、人工心臓弁と血行動態モニタリング技術の“世界的リーダー”企業なのだ。

今回のフィジオ三尖弁用リングは、三尖弁の弁膜症に対する外科治療に用いる人工弁輪だ。

逆流が生じるなど、正常に機能しなくなった三尖弁のふち(弁輪)に縫い付け、形を整えることで血流を制御し、機能回復する手術に使用するという。

エドワーズ 人工弁輪 フィジオ三尖弁用リング

source:source:http://prtimes.jp/

 

患者の負担軽減と医師の使いやすさの両方を実現

リングは三尖弁の最新の解剖学的知見に基づき、三次元構造のデザインが採用されているという。確実にフィットするようになり、患者の弁輪にかかるストレスが最小限に抑えられるようだ。

ほかにも、コア部材であるチタン合金に施された独自の加工法により、三尖弁輪の自然な動きに追従するしなやかな柔軟性を実現。

同時に、医師が外科手術の際に使いやすくなる構造を追求したデザインにもなっているのだ。

同社の代表取締役社長の加藤幸輔氏は、この製品のについて次のように述べている。

<エドワーズは心臓弁膜症治療を世界的にリードする企業として、 あらゆる弁膜症治療に対応できるよう、 最先端の技術を駆使した製品を通じて医療従事者を支えることで、 患者さんが健やかな日常生活を取り戻す一助となることを目指しています。>

非常に専門的な内容になっているため、理解しにくい部分もあるが、企業のたゆまぬ技術革新が患者の治療を助けるという好例ではないだろうか。

引き続き、同社の取り組みに注目していきたいところだ。

 

【参考・画像】

※ 外科治療が必要な弁膜症の三尖弁用に開発された人工弁輪「フィジオ三尖弁用リング」を新発売 – PR TIMES

※ Alexander Raths / Shutterstock

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