小中学生の学力、県内ワースト2位から数年でトップへ!豊後高田市の「学びの21世紀塾」とは?

眠れる資源を掘り起こせ、持てる力をフル活用せよ!

21世紀塾は、まず土曜日の寺子屋講座から始まった。市内の公民館や小学校を利用しての学習支援やパソコン教室などだ。

幼稚園児・小学生には簡単な英会話や国語・算数教室を、中学生には英・国・数の補習授業を行った。

講師たちはボランティア(有償。講師料1時間1,500円)の一般市民。引退した元教員をはじめ、個人塾経営者、大学生などが自ら買って出た。また、地域に眠っていた人材も登用。

元銀行員や留学経験のある主婦、海外生活経験のある居酒屋スタッフなども“先生”として参加した。

また、中学3年生向けの夏季・冬季特別講座もスタート。各1週間の集中講座で、市外から著名予備校講師を招いての本格的な授業だ。もちろん生徒は無料で参加できる。

2008年からは、中学生向けに水曜日講座がスタート。市内6つの中学校で、部活動の無い水曜放課後に補習授業も始まった。また、市内の全幼稚園で英語遊びや文字遊びのクラスも展開。

2009年には寺子屋昭和館、2011年には寺子屋プラチナ館がオープン。小学生の毎日の放課後学習の支援を強化。ここで子供たちは市民ボランティアスタッフから常時きめ細かな学習サポートを受けることができるようになった。

 

だが、市町村合併で広域化した豊後高田市では、遠隔地に住むゆえに施設に通えない児童生徒もたくさんいる。そんな子供たちの為に、テレビ寺子屋講座も行われている。

電波混線地帯として有名な豊後高田では、ケーブルテレビの普及率が100%近い。

そのネットワークを利用したテレビ講座では、小学校高学年向けの英・国・算数、中学生向けの英・国・数、そして理科・社会を加えた高校受験対策の5科目講座が1年を通して放送される。

もちろん出演するのは市民や教師たちだ。各学校では講座のDVDも無料で貸し出しされている。

1ページ目から読む