長年議論を呼ぶ「iPhoneのアップデートはすべきか否か」を考える

不具合が解消される

それでもアップデートすべき理由はなんだろうか。まず1つめは、そもそもアップデートで動作が快適になる可能性があるということだ。マイナーアップデートは総じて不具合改良の側面が大きく、アップデートすることで、上手く動いていなかったプログラムを動かすという要素が大きい。

すると基本的には不具合が解消され、動作が軽くなるというのが本来のロジックだ。もちろん全てで動作が軽くなるわけではないが、不具合の解消に繋がるのは間違いない。

アップデートで無駄にエネルギーを使っていた要因がなくなり、バッテリーの持ちが良くなったというのはよくある話だ。

 

セキュリティ上、逆に危ないかも知れない

2つめはセキュリティの観点だ。最新版に上げたことでセキュリティホールがあるかもしれない、と上では述べたが、そもそも現在のバージョンにセキュリティホールが全くない、なんてことはほぼありえないだろう。

iOSでは“jailbreak”という裏技があるが、これは基本的に何かしらのセキュリティホールを突いて行われる。つまり、現在までほとんどどのバージョンで“jailbreak”が可能だということでは、セキュリティホールが何かしら存在し続けているということを意味しているのだ。

そして、過去のバージョンほど、“jailbreak”がしやすいということは……お察しの通りだ。最新版の方がむしろ安全といえることの方が多いのである。

 

新機能が使えないことによる不便さ

3つめは新機能が使えないということだ。もちろんiPhone単体でも言えることだが、他のアップルデバイスがあると特にこの不便さを感じるだろう。Mac、iPhone間でデータをやり取りするにも片方だけバージョンが古いと使えない機能が出てくることがある。

また、アプリも同様だ。iOS自体が古いと最新版のアプリにバージョンアップできないことは多々ある。また、iPhoneとiPad両方を持っている場合だと、デバイス間でデータをやり取りするときに、片方だけアプリのバージョンが古くデータを開けないなんてことも起こりうる。

最近のアップルデバイスの魅力の1つに、何も考えずに全てのデバイスが同期された状態というのがあるが、それがバージョンアップしていないことによって実現しなくなってしまうのだ。

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