「紙パック式掃除機」の復権、今も根強い人気のワケ

サイクロン式VS紙パック式

サイクロン方式という掃除機の機構は、それ自体は第二次世界大戦前から存在する。

だが長らく忘れ去られていたサイクロン式掃除機を改良し、再び世に送り出したのがジェームズ・ダイソンという企業家だ。

もっとも、ダイソン社の見解では「サイクロン式掃除機は我が社の発明」ということになってはいるが。

サイクロン式掃除機を発売したダイソン社は、宣伝広告に惜しみない資金を投じた。

だがそれは見方を変えれば、従来の紙パック式掃除機に対する“ブラックプロパガンダ”でもあった。

あたかも紙パック式は時代遅れの代物のように、そしてサイクロン式はすべてにおいて紙パック式を凌駕しているように宣伝した。

しかし現状、サイクロン式は紙パック式を市場から駆逐できてはいない。それどころか日本の家電メーカーは、今も紙パック式の製品開発に力を入れている。

それはすなわち、紙パック式への大きな需要が健在ということだ。

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