洗濯機の仁義なき戦い「 縦置き式」の王座は揺るがず?

東南アジアと二槽式

まずは二槽式の今について説明したいと思う。

「二槽式? 懐かしいなぁ。今もまだあるの?」

そんなことを言われそうだが、二層式は別に“旧世代の様式”というわけではない。確かに、日本ではその数は少なくなったが、実は東南アジアでは今でも主役の座を守っている。

その中でもインドネシアは“二槽式王国”と表現してもいい。二槽式は全自動式よりも脱水がしっかりできるという定評がある。

そもそも、東南アジアは冬というものがないから、衣類を洗濯槽から脱水槽に移すという作業がさほど苦ではない。そして東南アジアには雨季があり、しっかり脱水をして、雨が降らないうちに洗濯物を乾かしたいという事情がある。

だからインドネシアの家電店へ行くと、全自動式と二層式が同じ程度の割合で並べられている。いや、二層式のほうが多いかもしれない。

そしてこの優位性は、当分変わりそうにない。

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