今年のブラック企業大賞が決定!問われるモラルと企業のあり方

「ブラック企業大賞 2015」の受賞企業

■1:ブラック企業大賞「株式会社セブンイレブンジャパン」

2013年に、フランチャイズ加盟店が販売期限の近い弁当などを見切り販売することを、株式会社セブンイレブンジャパンから妨害されたことで、損害賠償問題が発生した。

これをきっかけとして、コンビニ業界そのものが、本部からの過酷な搾取のしわ寄せとして、アルバイトを低待遇で使役しているという指摘がされた。

株式会社セブンイレブンジャパンは、その代表的存在とされたわけだ。

 

■2:WEB投票賞「株式会社引越社関東(アリさんマークの引越社)」

元営業職であった社員を、勤務態度や機密事項流出などの理由でシュレッダー係に配置転換した後、突如として懲戒解雇し、同社員の顔写真入りの罪状(全社員を脅迫しているような内容)を作成して、全国の店舗に掲示するなどした。

また、YouTubeで見た方も多いかも知れないが、労働組合の抗議行動に対して、同社幹部が荒々しく暴力的な凄みの有る言葉使いで迫る映像が話題になった。

さらに、引っ越し荷物の破損などへの損害を、従業員の給与から天引きしたり、人種差別や部落差別を疑われるような採用基準を設けていることが指摘されている。

 

■3:ブラックバイト賞「株式会社明光ネットワークジャパン(明光義塾)」

同社では、アルバイト講師が授業の準備や生徒の見送り、あるいは報告書の作成や後片付けにかかった時間に対する賃金が払われていなかったということで、各地の労働基準監督署から是正勧告を受けた。

このことで、同社は“ブラックバイト”の象徴的存在となった。

また、子供を教育する業界がこの様なモラルで良いのか、という部分で批判されているようだ。

 

■4:特別賞「暁産業株式会社」

同社は、消防自動車や消防設備などの販売と保守点検を行う企業。

2010年12月に、同社の保守点検部門で働いていた19歳の男性社員が自殺した。この自殺の理由が上司からのパワハラであったことが、福井労働基準監督署で認められている。

男性社員は上司から「死んでしまえばいい」などの暴言を浴びせられ続けた結果、鬱状態になってしまい、自殺に追い込まれてしまったという。

福井地裁は同社に対し、“典型的なパワーハラスメント”として会社と上司に約7,200万円を支払うことを命じた。

 

■5:アリ得ないで賞 : 株式会社引越社関東(アリさんマークの引越社)

前述の『WEB投票賞』で紹介した通り。ブランド名をもじられてダブル受賞するとは……。

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