日本カー・オブ・ザ・イヤー「ロードスター」は何がスゴかったのか

2位は僅差でホンダ「S660」

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この度の大賞はマツダ『ロードスター』であったが、実は2位には、同じくオープンスポーツカーであるホンダ『S660』がつけていた。

その得票数は『ロードスター』442点に対し、『S660』が401点。3位のBMW『2シリーズアクティブツアラー』が177点だったことを考えると、1位と2位は僅差といっていいだろう。

マツダは、昨年のデミオに引き続き2年連続の受賞となった。

今回明暗を分けたマツダとホンダだが、いずれにしてもオープンの2シータースポーツが争ったことは興味深い。

 

発売前の期待度が高かったホンダ「S660」

発売前の期待度でいえば、ホンダの『S660』は相当なものであった。

ホンダで軽自動車の、ミッドシップ2シーターオープンといえば『BEAT』を彷彿とさせ、高回転自然吸気エンジンだった『BEAT』に対し、ターボエンジンを搭載する新しい軽ミッドシップは、走りの面でも余裕を感じさせた。

デザインも『BEAT』に似ており、『BEAT』復活と周囲は色めき立った。

ところがホンダは2013年のモーターショーで『BEAT』後継ではなく、ホンダ・スポーツ、Sの称号を冠した『S660』と命名した。

その徹底ぶりは凄まじく、取材の際記者が「『BEAT』後継」と言おうものなら、「これは『BEAT』後継ではありません、『S660』です!」といちいち言い直されたほどだ。

ホンダSの系譜でいえば、『S500/600/800』があり、そして1999年にデビューした『S2000』があるがどちらもフロントエンジン、リア駆動のFRである。

『S660』は後輪駆動とはいえ、エンジン搭載位置はミッドシップであり、毛色が異なる。

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