「Bean to Bar」を味わい、知る。ファクトリーストア「DANDELION CHOCOLATE」が日本進出

ガレージからイノベーションを作り出す

創業者のトッド・マソニス(右)とキャメロン・リング(左)(写真提供:Dandelion Chocolate Japan)

創業者のトッド・マソニス(右)とキャメロン・リング(左)(写真提供:Dandelion Chocolate Japan)

 

今回、海外初進出にあたり、米国サンフランシスコに長年在住し、日本と米国の文化の橋渡しをし、日本代表を務める堀淵清治氏にお話を聞いた。

『DANDELION CHOCOLATE』は、元々IT起業家だった2人の男性、トッド・マソニスとキャメロン・リングによって2010年に創業された。シリコンバレーでしのぎを削るIT企業経営者だった彼らが、事業を軌道に乗せ、売却した後に、自宅のガレージで始めたのがチョコレート作りだった。

彼らは、生産地に直接行き、自分の目で生育環境や品質を確かめてカカオ豆を購入することから始めた。

そして『Bean to Bar』の情報を集め、研究し、機械をカスタマイズし、その結果を綿密に記録に残し、プログラミングしていく。そしてその結果もWEBなどで公開している。

「チョコレート職人が20年かけてやるところを、2年でやるという彼らの科学者的アプローチ、そしてその結果をオープンリソースにすること、それこそがイノベーションだ」と堀淵氏は言う。

手仕事でありながら、職人の勘に頼るのではなく、IT的な要素を加え、製造に関する情報を定量化していったのである。

そして、それこそが『Bean to Bar』のチョコレートのマーケットをアジアにまで広げていく原動力になっている。

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