「10ベストエンジン2016」から読み解く北米市場のエンジン嗜好

「10ベストエンジン」

受賞した10のエンジンは以下の通り(排気量順)。

5.2L DOHC V-8 (Ford Shelby GT350 Mustang)
3.6L DOHC V-6 (Chevrolet Camaro/Cadillac ATS)
3.5L DOHC V-6 (Nissan Maxima)
3.0L Turbocharged DOHC I-6 (BMW 340i)
3.0L Turbodiesel DOHC V-6 (Ram 1500 EcoDiesel)
2.0L DOHC 4-cyl./50-kW Drive Motor (Hyundai Sonata PHEV)
2.0L Turbocharged DOHC 4-cyl. Boxer (Subaru WRX)
2.0L Turbo/Supercharged DOHC 4-cyl. (Volvo XC90)
1.8L DOHC 4-cyl./53-kW Drive Motor (Toyota Prius HEV)
1.5L DOHC 4-cyl./120-kW Drive Motor (Chevrolet Volt EREV)

 

『10ベストエンジン』の特徴は、北米市場で販売、購入が可能な車種が対象であること、そして販売価格がベースモデルで6万1,000ドル以下(約700万円以下)である点だ。

そのためフェラーリやポルシェといったスーパーカーや、日産GT-R、BMW Mモデルは対象外となる。

 

インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーは、排気量別とグリーンといったジャンルに分けてそれぞれ選出しているが、10ベストエンジンは全体で10台を選出する。

また、今回VWはディーゼルゲート事件の影響によりノミネートを辞退しており、本来技術力が高いエンジンを作れるメーカーだけに、その影響も見逃せない。

そうした背景をもとに、選出された10ベストエンジンの特徴をみていこう。まず目を引くのがその半数が3.0L以上、V6以上という点だ。

特に、トップエンドの 5.2L V8エンジンを搭載するシェルビー GT350ムスタングの最高出力は526馬力に達する一方、販売価格は6万1,000ドル以下に収まっている点は見逃せない。

ある意味、コスパ最強モデルである。

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