SMAP解散がもたらす経済的影響はとっても複雑?

経済的影響の試算は困難

まず、SMAPが解散することでの、マクロな経済的影響は分からない。

SMAPが使えなければ嵐を使うかもしれないし、SMAPを採用していたCMを行う企業自体の広告活動は、別の方法で継続されるといった具合に、多くの経済活動は継続されるだろうからだ。

また、SMAPにお金を使っていたファンは、新たなアイドルを見つけ出して、お金を使うかも知れない。

しかし、個々の企業や団体が損失を出すことは大いにあり得るし、様々な商品の販売やイベントができなくなることの機会損失も大きいだろう。

一方、経済効果がいくら、といった試算も出始めているかもしれないが、これは正直難しい。損失や利益ではなくあくまで効果なのだが、SMAPの影響範囲は複雑で広すぎるため、相当ざっくりとした数字しか出せないだろう。

恐らく、試算する立場によって、数十億円から百億円単位の誤差が出てしまうのではないだろうか。

ベッキーの不倫騒動(まぁ、こちらは違約金など、派生する問題の質が異なるので、単純には比較できないが)でも数億円の影響が出ていると言われているのだから、SMAPが解散すれば、その数十倍の影響はあるかもしれない。

 

影響を受ける業界は多い

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前述通り、SMAP解散の影響は複雑かつ広範囲となるため、とても想像が付かないが、分かり易いところだけでも拾ってみたい。

まず、SMAPのコンサートがなくなる事で、巨大な機会損失がある。

彼らは、一度のコンサートツアーで100万人を超える観客を動かすようだから、これまでSMAPのおかげで稼げていたイベント会場だけでなく、宿泊施設や交通機関、付近の飲食店から土産物屋まで、経済的影響は及んでしまう。

 

次にテレビはどうか。

SMAPメンバー全員が出演している番組は少ないが、個々のメンバーはそれぞれレギュラーも抱えており、またドラマなどにも出演すれば視聴率を高めるであろうから、その影響力は大きい。

ただ、SMAPが解散しても番組枠を空ける訳にはいかないため、テレビ局側は新たな企画ですぐに埋め合わせることになる。それはそれでお金が動くことにはなる。

また、SMAPによる視聴率を当て込んでいたスポンサーが降りる可能性も高いが、その場合もすぐに代わりのスポンサーを探すことになる。

 

当然、音楽業界への経済効果も大きい。

例えば、SMAPが発売するはずだったCDが発売されないことになれば、ミュージシャン、作曲家、編曲家、レコーディングスタジオやスタッフ、ジャケットデザイナー、カメラマン、印刷会社、CDのプレス会社、CDショップ、広告会社、ネット販売会社など、まだまだ多くの職種や業界に機会損失が発生する。

もちろん、失われた機会は他のアーティストで補われることになるが、SMAPであれば稼げたであろう金額には及ばないかも知れない。

 

広告業界も影響が大きい。

既に契約しているCMなどを考慮して、仮に解散するとしても影響が出ないようにタイミングを調整すると思われるが、SMAPのイメージに依存した長期的な広告戦略を立てていた企業は、見直しを迫られる。

現在、CM契約を結んでいるUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)やセブン&アイ・ホールディングスの2社は共に、SMAPの解散報道に関して静観の構えだ。

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