【CES 2016】え?3Dプリンターで出力したこれって、材料は小惑星?

小惑星を素材に3Dプリントしたオブジェ

その幾何学的な形状のオブジェは、米国のPlanetary Resources社と3D Systems社が協力して作成したものだ。

オブジェ

source:http://www.planetaryresources.com/

 

その注目点は、このオブジェの素材が小惑星であることと、3Dプリンターで出力されたことだ。

本物の小惑星を粉砕して粉末にした素材を、『ProX DMP 320』という金属3Dプリンターで出力して形状を作り上げた。

しかも、この3Dプリンターは、無重力状態でも金属の粉末をレーザーで溶解して形状を出力することができるはずだという。

つまり、宇宙で何か部品が必要になったときでも、わざわざ重たい金属の素材を地球の重力から脱出させて、持ち出さなくても良いことになる。

宇宙空間に漂っている、小惑星や惑星から鉱物資源を調達することを、可能にするかもしれないのだ。

まぁ、採掘技術や粉砕技術など、課題はあるものの。

 

宇宙でも現地調達が行われる日が来るかも

ちなみに、今回使われた小惑星とは、アルゼンチンのチャコ州で発見された『カンポ・デル・シエロ隕石』のことだ。

『カンポ・デル・シエロ隕石』は、1576年にクレーターが発見され、1969年になって総重量37,000キログラム(!)の隕石として発見された。

小さな破片は、パワーストーンやアクセサリーとしても販売されている、メジャーな隕石だ。

鉄92.5%、ニッケル6.68%の他にコバルトを含んでおり、様々な用途が考えられそうだ。

 

いつか、人類はロケットや宇宙基地などを、宇宙空間や惑星の大地などから現地調達した、鉱物資源を利用して作るようになるかもしれない。

 

【参考・画像】

※ Planetary Resources & 3D Systems Reveal First Ever 3D Printed Object from Asteroid Metals – Planetary Resources

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