【未来探訪#010】下町風力発電のチャレナジー清水社長、真の夢は「風力から水素を!」

マイルストーンは2020年

--開発中の『垂直軸型マグナス風力発電機』ですが、どのような規模で、いつごろの実用化を考えていますか?

清水氏、

<2020年頃までに実用化したいと思っています。やはり、東京オリンピックはチャンス。世界に羽ばたくきっかけにしたいですね。

最初は、小さいタイプから実用化し、徐々に大型化していくつもりです。

アプリケーションの例としては、

■1:農畜産業でのハウス
■2:山林(植林との共存)
■3:携帯電話などの通信基地局(災害対策)
■4:離島の独立電源
■5:船舶
■6:リゾートホテル

などがあります。

2の“山林”に関して、植林地に太陽光発電を設置するには、スペースを要し、肝心の植林ができなくなってしまいます。省スペースで設置できる風力発電の方が適していますね。

5の船舶については、最近のトレンドとして“エコシップ”というのがあって、低ロス化や低燃費化が進められています。それに、マグナス風力発電機を付けることで、燃料を使わずに船内の電気を賄うことを狙っています。

6は、沖縄やフィリピンのセブ島など、台風が多いエリアにあるリゾートホテルの非常用電源として使う、というイメージです。>

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source:https://www.makuake.com/

 

清水氏、

<風車の開発ロードマップとしては、例えば

■1:マイクロサイズ 発電量 数百w~数kWクラス
■2:小型サイズ 発電量 10kWクラス
■3:中型サイズ 発電量 100kWクラス
■4:大型サイズ 発電量 M(メガ)Wクラス

といった順番で、徐々に大きくしていくことを考えています。

マイクロサイズの発電量だと、街灯やモニュメントなどの用途に限られてきますが、小型機で10kWクラスの発電量だと、例えば農畜産業で使うハウスや通信基地局などに使えます。

中型だと、小さな島ひとつをまかなえるくらいの発電量です。日本各地にある離島で必要な電力もこれくらいが目安で、実際に問い合わせもきています。>

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Photo:Naoki Hiratsuka

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