サンゴ礁から着想!砂と細菌から生成されるバイオミミクリー志向の「エコレンガ」

「レンガの地産地消」が可能に

『bioMASON』のレンガの特徴は、生成プロセスにおいて燃料を必要としない点。燃料コストを削減し、環境負荷を軽減することができる。

また、水やカルシウムイオンなど、このレンガの生成に必要なものは、場所を選ばず、どこでも調達できるため、“建築材料の地産地消”が実現できるのも利点といえるだろう。

『bioMASON』の研究成果は、エコマテリアル業界や建築業界などから高く評価され、2013年12月には、持続可能性に優れた建築材料を表彰する『Cradle to Cradle Product Innovation Challenge』で、最優秀賞に選ばれている。

 

レンガを「栽培」する時代が到来か?

米国では、地球温暖化防止や環境保護などの観点から、持続可能性の高い建築材料へのニーズが、年々、増加傾向にある。

米調査会社IBISWorldによると、2011年から2016年までに、年間成長率17.0%で拡大し、2690億ドル規模の市場に成長した。

『bioMASON』は、2014年には、地元ノースカロライナ州立大学とも提携し、独自のバイオセメント技術の発展に向けて、継続的に取り組んでいる。

『bioMASON』の技術がさらに進化し広く普及すれば、近い将来、農作物を育てるように、レンガも、水と養分で“栽培”する時代が、到来するかもしれない。

 

【参考・画像】

bioMASON

Sustainable Building Material Manufacturing in the US: Market Research Report – IBISWorld

【関連記事】

※ 食料廃棄量50%削減!「食料廃棄物モニタリングツール」が英国で広がる

※ すべての命を森に活かす。プロの狩猟家が進める「自然資源」の好循環

※ 【未来探訪#009】台風で発電!エネルギーシフト時代に挑む「下町風力発電」チャレナジーの挑戦

※ 船の帆から着想!低コスト高パフォーマンスな「ブレードのない風力発電」とは?

※ エコタンク搭載インクジェットプリンタがプリンタビジネスを変える?

1ページ目から読む