「Sansan」のデータ統合サービスで、BtoB企業の営業活動は加速するのか!?

依然として国内の各業界で注目されているDX(デジタルトランスフォーメーション)化。

今回は、主に名刺サービスという観点からBtoB企業のDX化を推進するSansan株式会社が、データ統合機能「Sansan Data Hub」を「Microsoft Azure Marketplace」上で公開した背景と、活用の展望について述べる。

Sansanの取り扱うデータとは

ご存知の方も多いかもしれないが、Sansan株式会社はクラウド名刺管理サービスを提供する会社だ。営業活動において極めて重要な取引先担当者や関連する人脈を、クラウド上で管理することにより営業活動の効率化や見える化を促進している。

今回の公開背景については以下のように述べられている。

法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」のデータ統合機能である、Sansan Data Hubは、ビジネスの出会いである、名刺を入り口に、社内に散在するあらゆる顧客データの名寄せ・リッチ化を行います。今回、より多くの企業のデジタルトランスフォーメーションを後押しすべく、Microsoft Azure Marketplace上での公開の決定に至りました。

「Microsoft Azure Marketplace」とは、主にデータベース管理者やセキュリティの運用担当者などに向けられた、サービスを検索するクラウドプラットフォームである。本プラットフォームへの公開効果としては、直接提案以外のサービスマッチングの機会増加がある。

今回Sansan Data Hubで可能になるサービス領域は、以下の通りだ。

・名寄せ

高度な名寄せにより、人物単位で一元管理し、最新化することで、データ統合が行いやすくなります。

・属性情報の付与・データのリッチ化

企業情報・人物情報にさまざまな属性情報を付与することで多角的な分析が可能になるなど、マーケティング、営業活動が加速します。

・正規化で情報を最新化

名刺、帝国データバンク、登記情報から正確かつ最新な企業情報へ正規化し、常にデータをクレンジングします。

SOURCE:PRTimes

情報管理が整うことの重要性

クラウドサービスは、仕組みを見ただけでは難しいイメージをもつこともあるが、筆者は特に、企業の営業活動にインパクトを与えるのではないか、という視点で考えている。

営業活動の難しいところは、営業担当ごとに最適化されていきチーム内の再現性を担保しにくい、という点だと、筆者は考えている。また、実施決定の後にカスタマーサポート部門などと連携をしていく場合、情報の受け渡しが担当者によってもばらつきが起こることが多い。

結果、そのばらつきがサービスのクオリティそのものに直結してしまう場合も少なくないと考えられる。しかし、それぞれの部門は自部署の目標数値を追っていくため、問題の解消に時間が掛かり、サービスの品質向上が後回しになってしまう、ということも起こり得るだろう。

せっかくの優秀なサービスも、このようなばらつきにより「質が低い」と評価されてしまうことは、実際に筆者も目にしたことがある。いくら「DX化」と叫ばれていても、人が介在して管理をしていく以上、結局は人のサービスクオリティは見過ごすことができない。

このクオリティを担保するのに、Sansan Data Hubは解決策の一つとなるのではないか、と筆者は考えている。

まずは、人が介在することによる情報のばらつきを、データ化することで防ぐことができるだろう。情報は一定となるため、営業人員に左右されることがない。且つ情報の管理コストも削減することができるため、本来時間を割くべきサービスの品質向上や、営業人員のスキルアップに時間を使うことができる。

DX化において重要なのは、デジタル化により企業や業界の今までにない「加速度的な成長」に他ならないため、Sansanの取り組みはDX化推進の一助となるだろう。

Microsoft Azure Marketplace上に公開されたことにより、各企業のDX化がいかに促進されていくのかという点は、今後注目すべき事象だろう。

終わりに

今回は「Sansan」のデータ統合機能「Sansan Data Hub」について、BtoB企業の活用方法と営業活動の加速化、という観点から迫った。FUTURUS編集部では引き続き、「日本のDX化推進」について、様々な視点から追っていくつもりだ。

【参考・画像】

PRTimes