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パナソニックの早期退職希望者1千人超、田端氏「優秀な人ほど見切る」

10月2日(土)に田端信太郎氏がTwitterを更新。パナソニックの早期退職募集に1千人超の社員が応募した報道(※1)にふれると、田端氏の見解に同意する人が多くみられました。

早期退職を希望する人が想定以上に多くなってしまったパナソニック。一体何があったのでしょうか。

パナ早期退職者を募集し、1千人超の応募との報道

コロナ禍における業績への影響により、上場企業の早期・希望退職者の募集が増えてきています(※2)。10月2日の朝日新聞の報道(※1)によれば、パナソニックも7~8月に早期退職者を募集。そして、その募集に1千人超の応募があったとのこと。

この事態にパナソニック社長は「パナが大きく変わっていくという説明が不十分だった。もう少ししっかりと説明ができていれば、活躍を期待していた人まで退職することにはならなかったと思う」と優秀な人材も流出してしまったと吐露したと報じられています。

田端氏が語るパナ早期退職の失敗点とは

この朝日新聞の報道に対して田端氏は「辞めて正解!優秀な人ほど見切る」、“今回のパナのような割増パッケージで希望退職は「優秀層ほど辞めやすい」のは、分かりきったこと”とパナソニックの早期退職募集のウィークポイントを指摘しました。

また「事前にコア人材には個別に昇進なり昇給なりを耳打ちして流出阻止する。」と有能な人材の残し方を語り、“万が一、コア層が辞め過ぎても、「狙い通り」とポーカーフェイスを貫く”、“そうでないと、逆に社内に残った人間に対し「君たちは行き先のない無能な連中だ!」というメッセージを発信していることになる”と、残った社員に対して、会社はどうあるべきかを語りました。

会社に残った社員たちへの配慮を

早期退職募集を行うときは、優秀な人材を残してそれ以外の社員を辞めさせることに焦点を当てがち。会社にとってはそれが重要である一方で、会社に残った社員たちのモチベーションの維持にも気を配るべきではないでしょうか。

田端氏は一連のツイートで「パナ経営陣は、そのようなスタンスで、今後もゴリゴリと真綿でクビを締めるようなリストラを続けていくのだろうか? 血を流すなら一気に流せ!」と締めくくっています。企業側が早期退職を行う際に、見落としがちな重要な点に気づかされる発言でした。

【画像・参考】
@tabbata/Twitter
※1 パナ社長「期待の人まで早期退職を…」 組織改編で1千人超が応募 – 朝日新聞デジタル
※2 2021年 上場企業「早期・希望退職」実施状況 ~ 前年より3カ月早く、募集人数が1万人超え ~ – 東京商工リサーチ
※OleksSH/Shutterstock