今回は、実業家である田端信太郎氏と、経営学者の入山章栄氏のお二人に、収入アップのチャンスを活かすための方法についてお話いただきました。田端氏の転職時の美学にも注目です!
Z世代からミレニアル世代のためのキャリア論をテーマに、実業家である田端大学塾長・田端信太郎氏と経営学者・入山章栄氏をお招きしディスカッションしていただいた。お二人に自らのビジネスパーソンとしての知見をベースに、キャリアを作る上で重要な要素について語っていただく。
2回目の今回は、どのような会社に身を置くべきなのか、というところに焦点を当て、お二人にディスカッションしていただく。
聞き手:WISS編集長 後藤健太郎
【前回の記事はこちら】
会社に居心地の良さを求めるのは国民性?

後藤:転職は給料を上げる手段のひとつであり、自分の価値を確認するという意味で転職活動をおすすめするというお話を伺いました。ただ、転職するときはキャリアアップ目当てで転職するわけですが、ずっと居たい会社ってなんですか、って聞くと居心地の良さを求める傾向があるようです。
田端氏:ゲマインシャフトとゲゼルシャフト、共同体と機能性の違いですよね。私の感覚でしかないですが、日本人の7,8割ぐらいの人は、会社に共同体を求めているんですよ。だから大半の人はキャリアの不満を言っても「そうは言ってもさあ」という。「年功序列でもいいから、のんびりした雰囲気の職場で、ナイスな人たちとギスギスせずにやりたいなあ」と思っている。
入山氏:田端さんは、その辺どう思われます? ミレニアル世代からも相談受けると思うのですけど、全員に対して「終身雇用制に頼らず自分を鍛えてキャリアップせよ」と言うのか、一部の「できる人」には言うけど、そうでない人には、のんびり共同体みたいな、自分のペースで仕事をしてみては?みたいなメッセージにするのか。
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※TierneyMJ/Shutterstock