9月7日(火)に田端信太郎氏がTwitterを更新。政治家の河野太郎氏がTwitterで意見の合わない相手の投稿をブロックしていることについて「問題ない」と反論したという報道(※1)にふれると、その意見に同意する人々が多くみられました。
河野氏“意見の合わない相手”をブロック対応
9月7日の共同通信の報道(※1)によると、“河野太郎行政改革担当相は7日の記者会見で、自身のツイッターで意見の合わない相手の投稿をブロック(遮断)する対応がネット上で批判されていることに関し「ブロックするのは問題ない」と反論した”とのこと。
また、「河野氏のツイッターのフォロワー数は236万8千人を超え、国会議員では最多」であるとし、今回の件からTwitterの“トレンド上位に「#河野さんにブロックされています」が入った”と説明されていました。
この報道(※1)に対し田端氏がTwitterを更新。
これはダメだと思いますね。個人的には、ブロックするのはダサいチキンな振る舞いだと思います。
— 田端塾長@田端大学 (@tabbata) September 7, 2021
田端にブロックされた人いますか〜?
>河野氏「投稿ブロック問題ない」 ツイッター対応批判に反論 | 2021/9/7 – 共同通信 https://t.co/Nm3L77Trpe
「これはダメだと思いますね。個人的には、ブロックするのはダサいチキンな振る舞いだと思います。田端にブロックされた人いますか〜?」と、河野氏の行動を批判する発言をしました。
最近では確かにSNSでの誹謗中傷も問題になっていますが、田端氏と同様、河野氏の発言には不満を持っている人もいるようです。
河野氏のTwitter運用に批判の声
報道(※1)から、河野氏の発言について様々な意見がみられました。
結局は、自分の意見が正しく反する意見は聞かないという事でしょう、政治の場で特に責任ある立場の人間としては駄目だと思います
— 人見 仁 (@daiaijyuku) September 7, 2021
「結局は、自分の意見が正しく反する意見は聞かないという事でしょう、政治の場で特に責任ある立場の人間としては駄目だと思います」と多様性に富んだ意見を聞くべきだとの声も。
国民の声の代弁者としてはダメだよね。
— Official 髭男爵 (@hiropon110204) September 7, 2021
聞いてない、無視してる声があって、
是々非々で無視するわけじゃなく、初めからシャットアウトしてるんだよね https://t.co/1U7M5GpzRa
「国民の声の代弁者としてはダメだよね。聞いてない、無視してる声があって、是々非々で無視するわけじゃなく、初めからシャットアウトしてるんだよね」とのツイートも。
河野氏「投稿ブロック問題ない」 ツイッター対応批判に反論 | 2021/9/7 – 共同通信 https://t.co/MeAYLATdyU
— いわんこくん♡ (@otaku_dead4545) September 7, 2021
公人なんだから問題ないわけないでしょ。自身のTwitterで政策とか見解を述べたりしてる以上、当然そのアクセスは万人に開かれるべきで、流石にこれはないのでは。
「公人なんだから問題ないわけないでしょ。自身のTwitterで政策とか見解を述べたりしてる以上、当然そのアクセスは万人に開かれるべきで、流石にこれはないのでは」との意見も。
ブロック機能を使うと自分のツイートが相手に届かなくなってしまうため、情報格差が生まれてしまうことを危惧した見方と思われます。
政治家にとってSNSは公務ではないかもしれませんが、近年ではSNSを政治活動として利用している側面が少なからずあるでしょう。国民もそれを前提とし、声を届ける手段として本人にリプライや引用リツイートなどをしているのでしょう。今回は“ブロックする”という対応が、それらの国民の声を排除しようとしているような視点で捉えられてしまったように感じられます。
誹謗中傷は社会問題の1つであり、決して許されることではありません。しかしSNSは多様性に富んだ意見や、幅広い情報を収集するうえで優れていることも事実。
この性質を活かして、SNSから国民と政府との間に価値観の相違が生まれないよう民意を調査したり、多様性に富んだ意見を政策に取り入れたりするのに役立てることができるのではないでしょうか。
【画像・参考】
※@tabbata/Twitter
※1 河野氏「投稿ブロック問題ない」 ツイッター対応批判に反論 | 共同通信
※Alexandros Michailidis/Shutterstock