9月30日をもって、7月から19都道府県に発令されていた緊急事態宣言が全面解除になりました。
これにより人々の生活や経済活動が少しずつ前に進むのではと期待される中、飲食店の営業規制をめぐる実業家の堀江貴文氏の投稿に注目が集まっています。
宣言解除後も続く飲食店への営業規制
毎日新聞(※1)の報道によると、政府は緊急事態宣言後の飲食店の営業時間について“新型コロナウイルス感染対策の「第三者認証」を受けた店は午後9時まで、非認証店は午後8時までとする方針”を示したとのこと。
宣言下では、感染拡大防止のために飲食店は時短営業を迫られてきました。しかし、政府による飲食店への時短営業の要請は宣言解除後も続いています。
これまで新型コロナウイルス感染症対策分科会などにより、さまざまな行動制限が呼びかけられてきました。一方で、人流が増えても感染者が減少している事実などから、この行動制限に疑問の声もあがっています。
飲食店の営業規制も行動規制の1つではありますが、“ウィズコロナ”時代に突入していく現在の状況を考えると、今後の社会活動にそぐわないのではないでしょうか?
麻生太郎氏、行動規制は「効果があったのか」
そんな中、麻生太郎氏が今もなお続く行動規制に苦言を呈したと産経新聞(※2)が報道しました。
麻生氏は「外で飯を食うな、人に会うな等々、制限をいつまでされるおつもりなのか。その根拠は何なのか。本当にそれが必要で効果があったのか。私にはなんとなく、ちょっと違うんじゃないかという感じはする」とコメント。専門家らによって導入されてきた行動規制の意義を問いかけ、批判したそうです。
堀江貴文氏、度重なる時短営業要請に疑問
この麻生氏の発言に、堀江氏は「まあその通りだね。感染しやすい人に感染したら終わりって話で」と同意。
自身も飲食店のプロデュースを手掛けている堀江氏。フォロワーから「効果がないって事が証明されたなら訴訟問題になるのでそれはそれでヤバいんじゃないですかねw俺が飲食店の経営者なら訴える」とコメントが寄せられると、「集団訴訟やろうかなマジで」と反応しました。
飲食業界に携わる堀江氏の立場としても、度重なる時短営業の要請などで業界全体が疲弊していることを問題視しているよう。また感染者が減少してもなお行動規制を求め続ける政府の対応に、否定的な態度を見せました。
【参考・画像】
※Roman Samborskyi/Shutterstock
※1 飲食店の酒類提供可能に 認証店は午後9時、非認証店は午後8時まで‐毎日新聞
※2 コロナ行動制限「効果があったのか」 麻生財務相が苦言‐産経新聞