世界的なIT企業群である“GAFAM”は、これまで科学技術の推進するなど、世の中を便利にしてきました。GAFAMの中には、日本政府の年間予算を超える時価総額を誇る企業もあり、影響力は絶大です。
実業家・堀江貴文さんは、民主主義国家とGAFAMを比較しつつ、どのような選択肢をとることが好ましいのか、ニュースレター『堀江貴文のブログでは言えない話』で言及しているので、一部抜粋してお送りします。
「新しい資本主義」とか「資本主義の限界」とか、いろいろと否定的なことを言う人は多いけど、民主主義に対する批判というのはあまり聞かない。
でも、私の立場としてはちょっと違うんだよなぁ。
スマホとSNSが普及したことで、科学技術の進歩のスピードが格段に上がっている。そのことを理解して一歩踏み出した者は、そのメリットを最大限に享受し、莫大な富を手中にできている。そうでない者との格差が広がるのは事実だが、誰しもがそのチャンスを持てているのも事実だ。誰しもがスマホを手にすることができるし、たいていのSNSは無料で使える。
そして、スマホとSNSのコンボは、ありとあらゆるものを民主化していく。
民主化とは国家が民主主義に変貌していく過程のことだ。
しかし、民主化しても人々の意識は簡単には変わらない。共産主義が資本主義を否定して非民主化し、権力を一部のインナーサークルが支配して裏切り者を徹底的にパージした失敗の歴史のように、民主主義はこのスピード感あふれる時期に意思決定を格段に遅くしていく。
自民党の若手が「選挙に勝てない」と菅首相を下ろしをしたにも関わらず、同じように選挙の顔としては地味な岸田首相を推したのは派閥の論理、つまり自民党内の民主主義の結果である。
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※リュウタ / PIXTA(ピクスタ)