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火星に「生命存在」の痕跡か?NASAが地表から窒素化合物を発見

この硝酸塩はどうやってできたのか?

この硝酸塩が生物の活動によって作られたものであるという証拠はない。現在の火星は、われわれが知っているような生物の存在に適した環境ではない。NASAの研究チームは、大昔の火星において、隕石の落下や落雷などの生物によらない現象によってできた硝酸塩だと考えている。

しかし、干上がった川底のような地形や、水が液体として存在していたことを示す鉱物の発見など、大昔の火星は現在よりも生物が存在しやすい環境だったことがわかってきている。さらにキュリオシティは、火星の『ゲール・クレーター(キュリオシティが活動している場所)』において、数十億年前に液体の水や有機物など、生物に必要なほかの要素が存在したことも発見している。

「生物によく使われる形態で窒素が発見されたということは、大昔の『ゲール・クレーター』は生物が存在しやすい環境だったという説をより補強してくれるものです」とNASAゴダード宇宙飛行センターの研究者Jennifer Stern氏はいう。

かつての火星に生命が存在したのかどうかはもちろん興味をひく話題だ。いっぽう、生命誕生のプロセスは地球上においてもまだ解明されていない。火星上で生命の痕跡が見つかれば、地球においても、どのようにして生命が誕生したのかを推測する大きな手がかりになる。

われわれはいずれ火星を通して生命誕生の仕組みを知ることになるのかもしれない。

 

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【参考・画像】

※ NASA’s Curiosity Rover Finds Biologically Useful Nitrogen on Mars – NASA