海外のクラウドファンディングのサイト『Indiegogo』にて、日本のクリエイター3人が発案したプロジェクトが資金調達を開始している。『Starter Watch』という時計で、作られる工程、届くまでの流れ、そして製品自体もすべて“新しくて面白い”ものとなっているようだ。
オンラインツールで簡単にデザイン
『Starter Watch』はWebサイトでユーザーが自らデザインを行うことから始まる。そのオーダーをもとに、3Dプリンターで生成し、“組み立てキット”として届けてくれるというもの。
デザイン用のWebツールには、Polygon、Element、Digitalという3つのテーマが用意されており、腕時計のフォルムは直感的な操作で変更可能で、ボディとベルトの色も6つのカラーから指定できる。さらに追加で約15ドルを支払えば、文字盤の部分に好きなワードをプリントすることも可能だという。
WEBオーダーメイドの将来性
このようなWebでのオーダーメイドシステムが浸透すれば、ファッションや靴など多くの業界で影響をもたらすと考えられる。
本来オーダーメイドというものは1人のスタッフがつきっきりでカウンセリングするものだが、この方法であれば、コストが削減され商品の価格が抑えられるというメリットも出てくる。また、簡単なファッションアイテムだけではなく、補聴器や眼鏡などの高度な医療機器もWebでオーダーできてしまう日が来るかもしれない。
この『Starter Watch』のプロジェクト、目標の5,000ドルにはまだ遠く苦戦を強いられているようだが、日本のアイデアが全世界に発信されることは素晴らしいことだ。資金調達期間は5月下旬までとなっているので、今後達成されることを祈りたい。
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