クルマの運転中、スマートフォンからメッセージやメールの着信音……ついスマホを手に取り画面を凝視した瞬間に、道路に人が飛び出して大事故に! そんな心配から解放してくれるのが『RayGo』だ。
現在、クラウドファンディングサイト『Indiegogo』で先行販売キャンペーンを行っているこの装置は、イスラエルのProject RAYという技術チームが開発したもの。一番の特徴は、スマートフォンのメッセージやメールなどのアプリを、独自のドライブモードに変換すること。これにより、スマホが受信した文字情報を一瞬で読めるよう簡略化したり、ボイスモードにすることで、内容を音声で読み上げてくれたりもできる。
ちなみに、文字情報の読み上げ機能は、元々は目が不自由な人向けに開発し、特許も持つ独自の技術を流用したものだ。
操作は5つのキーを押すだけ
サイズは幅×奥行×高さが66×66×42(各mm)で、とてもコンパクト。使い方も簡単で、クルマのハンドルに装着し、十字型になっている5つのキーを押すだけだ。操作は、例えば以下のとおり。
(1)十字中央のキーを押し、ブルートゥースでスマホとRAYGOを接続
(2)メッセージやメールのアプリがドライブモードに
(3)受信したメッセージなどを上下のキーで選択
(4)右のキーで選択するとメッセージを簡略化し表示
(5)右キーでボイスモードにすると音声で読み上げる
これら操作により、運転中はスマホを一切触らずに、メッセージなどの内容を安全に読んだり、聞いたりすることができるのだ。
日本語対応モデルもぜひ
現在、この装置はAndroid4.1以上を搭載したスマートフォンに対応。使えるアプリは、LINE、VIPER、FACEBOOK MESSENGER、SKYPEなど14種類だ。もちろん、今後はiPhone対応モデルもデリバリー予定。価格は、Androidモデルが現在『Indiegogo』キャンペーン価格で55ドルだ(通常価格は79ドル)。
残念なのは、対応言語に日本語がないこと。現在は、アメリカ及びイギリス英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語に中国語など12カ国語に対応しているのだが……。
運転中の“ながらスマホ”は事故の元。とても便利で、安全にも繋がる装置だし、価格も手頃。日本語に対応するアップデートも、ぜひお願いしたいところだ。
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