今やUSBは欠かせないものとなっている。外付けハードディスクやプリンター、マウスにスマートフォン、タブレット、iPod、と常にUSBポートは満員御礼だ。
「あ、デジカメのデータも取り込まなきゃ」、「USBポートが足りない! それじゃぁこれを外して入れ替えて」……もう、面倒くさい。そんな人に朗報である。
『InfiniteUSB』を差し込めばあら不思議。USBケーブルを差し込んだところに再びポートが現れる。そう。『InfiniteUSB』は、それ自体がUSBポートを持ったUSBケーブルなのだ。
この便利さに感動した人達は多かったようで、クラウドファンディングの『Kickstarter』では、本稿執筆時点で残り19日のキャンペーン期間を残しながらも、既に目標額の11倍以上の資金調達を達成している。
USBポートを塞がないUSBケーブル
『InfiniteUSB』は、USBケーブル自体がポートを内蔵しているため、USBポートに差し込むと、そこに新たなUSBポートが現れることになる。つまり、ハブがなくても次々とUSBを重ねてデイジーチェーン接続できるのだ。
これでUSBハブも不要だし、外出先でも限られたUSBポートを付けては外し、といったことをしなくてもデバイスを追加して接続できる。
従って、構造的には1つのポートに幾つでも『InfiniteUSB』を接続できるのだが、電力供給の限界があるので、無限とはいかない。
『InfiniteUSB』のコネクタ部分には、Lightnigコネクタ、MicroUSBコネクタ、FemaleUSBコネクタが用意されているため、大抵のデバイスは接続できる。
また、ケーブルの色も青、オレンジ、緑、グレー、ピンクの5種類が用意されているので、カラフルで楽しいかもしれない。
さらに気が利いているのは、ケーブルの両端にマグネットが内蔵されているため、収納する際は両端同士がくっついてケーブルがまとまるため、絡まることが少なくなることだ。
机のひきだしや小物入れ、あるいはポケットにも入れやすい。
USB-Cポート対応タイプも開発中
『InfiniteUSB』は既に資金調達は成功しているため、2015年の夏には出荷を開始すると思われる。
USBポートを塞いでも新たなポートが用意されているというアイディアは、簡単なようでこれまで誰も実現できなかった画期的なアイディアだ。USBポートが足りなくなりそうということでは最新のMacbookを思い出すが、こちらはUSB-Cポートが1つしかない。
そこで現在、USB-Cポート対応タイプの『InfiniteUSB』も開発されているところで、まもなくその成果が発表されるだろう。そうすれば、Macbookユーザーにも朗報となる。
【関連記事】
※ 100秒回してiPhoneが1時間分チャージできる「人力発電」スマホケース
※ スキマ時間にサクッと充電!モバイルを倍速チャージするアタッチメント
※ 手のひらサイズの「水力発電」!? 自然エネルギーを使ったモバイル充電器
※ 「いつもNAVI」に新機能!人は光によって目的地へたどり着くだろう
※ 引きこもり確定!? Amazonが押すだけでモノが届く「ボタン」を提供開始
【参考・画像】
※ InfiniteUSB – one usb port, unlimited devices by InfiniteUSB – Kickstarter