東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震のあと、携帯電話、スマートフォンから鳴る緊急地震速報のアラートがひときわ不気味に感じられたひとは多いだろう。いっぽう、あのような地震早期警報システムが存在するのは、日本やメキシコ、アメリカ西海岸などわずかな地域だけらしい。
それは、地震を検知する地震計を各所に設置し、その情報から瞬時に警報を発するネットワークの構築が容易ではないからだ。ところが、スマートフォンが普及してさえいれば、そんな大がかりなインフラを必要とせずに、地震早期警報システムが可能になるという研究を、アメリカ地質調査所(USGS)が発表した。
Next スマホが地震計の代わりに!?
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