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7年ぶりに復活!クラウド利用など「ベイブレード」がハイテクベーゴマに進化していた

7年ぶりに復活!クラウド利用など「ベイブレード」がハイテクベーゴマに進化していた

タカラトミーの『ベイブレード』は、1999年から子供達の間でブームとなった新世代ベーゴマだった。

あれ、まてよ。ベーゴマって今の若い人に通じるのだろうか? 要するに、くぼんだ曲面でコマ同士をぶつけ合ってはじき出されたら負け、という遊びだ。『ベイブレード』は日本のみならず、世界80以上の国や地域で発売され、累計出荷数はなんと3億5,000万個以上だったという。

2008年には第2世代『メタルファイトベイブレード』が発売されたが、それから7年を経て、いよいよ第3世代の『ベイブレードバースト』として復活した。進化した『ベイブレードバースト』の最大の特徴は、名前の通り、“バースト”することだ。

 

相手を破壊(バースト)せよ

『ベイブレードバースト』の基本的な遊び方は従来製品と同じだ。スタジアムと呼ばれる対戦スペースで、コマをぶつけ合って闘わせる。

これまでは先に回転が止まったほうや場外にはじき出されたほうが負けだったが、今回の第3世代では、さらに分解させられたら負けるということが加わった。これがバーストだ。

コマはレイヤー・ディスク・ドライバーの3パーツで構成されており、衝撃の与え方によって、これらを分解することができる。

バーストされた状態

この相手を分解させる確率が、コマのカスタマイズにより変動するため、対戦者同士はカスタマイズで工夫を凝らすことになる。

そしてその戦闘本能をくすぐるためのカスタマイズパーツも追加で発売される予定だから、商売上手というべきか。

コマの種類

 

戦いをクラウドに記録せよ

『ベイブレードバースト』の関連商品として『ベイロガー』が発売される。

ベイロガー

この『ベイロガー』はコマを回すためのランチャーにセットすることで、コマの回転数やプレイ回数、あるいはカスタマイズ履歴や大会への参加と入賞結果などがどんどん記録されていくというものだ。

この蓄積された記録は、クラウドにアップされるので、スマートフォンやパソコンで見ることができ、端末が設置された店頭でも見る事ができる。つまり、自分の成長を確認できるのだ。

また、対戦相手などと『ベイロガー』をかざしあうことで、フレンド登録ができ、お互いの記録をシェアすることができるようになる。ライバル意識を高めさせようということか。

また、『ベイブレードバースト』のレイヤー部分には、村田製作所の極小NFC(近距離無線通信)チップが搭載されており、コマ本体に対戦結果によるコマごとの独自のデータが記録されるという。

つまり、コマに個性が生まれるのだ。

このチップはデータの読み書きができるため、今後展開される店頭のアミューズメント筐体と連動するのだというが、詳しい事は分からない。

 

ブームを仕掛ける

さらに商売上手なのは、『ベイブレードバースト』の発売予定である7月下旬からは、発売と同時にコミックやアニメなどが展開されるということだ。

バトルイメージ

また、全国で毎月500以上の大会も予定していると言うから、再び一大ブームを巻き起こそうという狙いが見えてくる。

さて、このさらに進化した新世代ベーゴマは、旋風を巻き起こせるだろうか。

 

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【参考・画像】

ベイブレードバースト 公式サイト

株式会社タカラトミー News Release