ヘッドマウントディスプレイや眼鏡型のデバイスで映像を映し出し、“バーチャルの世界”を味わうことができる“VRデバイス”。
最近ではスペックや独自性にこだわったモデルだけではなく廉価版のモデルも発売されるなど、順調に人気を集めつつある。しかし、手軽さに欠けることや、実際に体験できる場所の少なさから、まだまだ“次世代のアイテム”というイメージを持つ人も多いようだ。
そんな中、1台のVRのアイテムが海外で発表され“手軽で本格的”だと話題となっていることはご存知だろうか?
ヘッドマウントディスプレイをも凌駕する視界の広さ
そのアイテムは『Wearality Sky』というもので、海外のクラウドファンディングサイト『Kickstarter』で出資を募っている。
使用方法は至って簡単で、眼鏡型のこのアイテムスマホをセットするだけ。本体は実際の眼鏡のように折りたたむ事も可能で、コンパクトに持ち運ぶ事ができる。
レンズ式のVRアイテムで心配なのは目に対する負担だが、この『Wearality Sky』は目の疲労や、VRを長く着用した際の不快感を軽減させるレンズが使用されているようだ。
ここまでは従来のVRのアイテムと大差はないが、『Wearality Sky』の特筆すべき点はその視野の広さだ。
例を挙げれば、スマホが10度、タブレットが25度、TVが60度、映画館が75度といわれているが、このアイテムは150度と驚くべき視界の広さを実現している。
『Wearality Sky』がこれからのVRにもたらす影響
『Wearality Sky』が1番の売り文句としていたのは“150度の視界”というポイントだが、今後VRデバイスが比較される際は“視界の広さ”が焦点となっていくかもしれない。
また、これまでのVRの関するアイテムはVR体験の貴重さを売りに販売するものが多くなっていたが、これからは手軽さにも重点を置いたアイテムが増えていく可能性が高い。
この『Wearality Sky』は、目標額にもうすぐ届きそうな出資額に達しており、話題性も非常に高くなっているようだ。
“VR”が身近な存在となっていく日はもうすぐなのかもしれない。
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