多くの機器に搭載されているBluetoothの低消費電力版である“Bluetooth Low Energy”。
最近ではこのBluetooth LEを搭載するアプリケーションが続々と登場しており、パソコンの周辺機器だけではなくBluetooth LEを使用した電子機器も増えつつある。
そんな中、様々な電化製品をコントロールできる“クラウド接続可能なBluetooth LE開発キット”が発表されたことはご存知だろうか。
PCだけではなくアプリからもコントロール
このキットは現在海外のクラウドファンディング『Kickstarter』にて出資を募っているもので、アメリカ在住のBen Harris氏によって開発された。
『Bluz』の主な基盤はBluetooth経由とWi-Fi経由の2つからなる。
基盤を付けた製品は『Bluz』のアプリやUSBに接続できるデバイスでコントロールすることができ、さらにクラウドを使用してIFTTTやSparkといった様々なプログラムとも接続することができる。
他にもコイン型電池用のキットや、加速度キット、J-Linkのキットなどがオプションで用意されている。もちろん『Bluz』は全てオープンソースなので様々なソースコードを共有したりすることも可能だ。
このキットではどんなことが可能になるのか
このキットでは様々な電化製品をコントロールすることができるので、下の画像のように帰宅すれば家の電気が点くようになったり、Bluetoothでトースターの電源をつけて上着をかけている間にパンを焼いてしまうこともできるようだ。
活用例を挙げると、キットを使って家のキーに代わるものを作れば、鍵も、カードも指紋認証も不要な“形のない鍵”にすることもできるだろう。
この『Bluz』は現在、目標額の2倍の出資を得ており、順調なスタートを切ったといえるだろう。将来、このキットを使ったヒット製品が生まれる可能性もあるかもしれない。
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