普段の生活で意識することはあまり多くないが、人間の歩行は非常に効率的なもので、平地で安定的なスピードで歩くためには理論的には新たなエネルギーを投入する必要がないという。その一方で、年配の人や自らの足での移動に困難を抱えている人にとっては、歩行は日常の中で最もエネルギーを消費する動きとなる。
これまでもこの分野の専門家やエンジニアは歩行をより容易にするシステムの研究を進めてきたが、コストや重量の面で障害にぶつかっていた。そんななか、研究者が長年追求してきた、外部電源を必要としない外骨格が『Nature』誌で発表され注目を集めている。
Next 歩行時の代謝コストをカット
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