植物に水を浄化させるエコな仕組み
『EcoQube C』は普通の水槽とはちょっとだけ違っている特徴的な構造を持っている。
水槽の上に、植物が植えられており、それをさらに上からLEDが照らしているのだ。このLEDは水槽を照らすのではなく、植物を照らしている。室内でも植物が十分に育つようにという理由だ。そして下側は、通常の水槽と同じで水が入っていて魚が泳いでいる。
以上の形状に、水を交換しないでも水質が維持される仕組みが組み込まれている。
まず、魚が老廃物をだすと、それをフィルターが吸収する。吸収された老廃物はバクテリアによって分解され硝酸塩となり、それを植えられた植物が栄養として吸収するのだ。
つまり『EcoQube C』は3段階の濾過構造を持っている。
1つめがスポンジによる物理的な濾過。2つめがバクテリアによる生物濾過。3つめが植物による濾過だ。
その結果、水を交換する必要がなくなるということになる。つまり、バクテリアや植物の力を借りて、魚の生活環境をきれいに保とうという発想だ。この自然界の浄化作用を模した発想がエコということで『EcoQube C』と名付けられている。