
飲み物の持ち運びが簡単にできるペットボトルは私たちの生活を大変便利にしたが、その一方で大量のゴミという新たな問題を生み出してきた。大半のペットボトルが有効にリサイクルされていないというデータもあり、依然として処理方法などの課題が残っている。
これに関連したソリューションとして先ごろから大きな話題になっているのが、昨年の『Lexus Design Award』に入賞し、4月に行われた『ミラノデザインウィーク』で展示された『Ooho!』という飲料コンテナだ。
“spherification(液体化)”という技術で液体をジェル状の膜で包みこむ
『Ooho!』は、食べることもでき、生物分解性のあるウォーターボトル。英ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートを卒業した3人のデザイナー/エンジニアが結成したイノベーション・ラボ『Skipping Rocks Lab』のメンバーが共同で手掛けた初プロジェクトだ。
昆布やワカメに代表される褐藻と塩化カルシウムから作られた、ジェル状の膜で液体を包みこむというカラクリで、スペインのレストラン『エル・ブジ』の料理長フェラン・アドリアが広めた『spherification』という液体を球状に成形する技術を使っているそうだ。

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