使用マナーや安全面を問題視されたり、有効活用される事例が報道されたり、最近何かと話題になっている“ドローン”。
ドローンの話題の中で、筆者が特に印象に残ったのが「チンパンジーがドローンを打ち落とした」というニュースだ。ユーモラスなニュースではあるが、人間が足を踏み入れることができない地形であっても撮影ができるということがドローンの強みの一つでもあるので、過酷な自然の映像を撮影するために、本体の剛性を高める必要があると感じていた。
しかし既に海外では、ドローン本体を強化し、安全性までも上昇させるアイテムが発表されていたようだ。
地形によって使い分けれる2タイプのプロテクター
そのアイテムは『aexo』というもので、ドローン専用のプロテクターとなっている。
『aexo』のタイプは『protector』と『motocross』に分かれており、『protector』はプロペラが草や枝を巻き込むのを防ぐほか、使う人や動物がプロペラに接触しないようにガードする役割も果たす。『motocross』は大木や岩などと接触したときの衝撃を和らげ、破損や墜落を防いでくれるという。
素材には専用のアルミフレームを使用しており、剛性と軽さを両立させている。『aexo』が装着可能なドローンは『inspire1』『F450』『Phantom』などの人気モデルが対象となっている。
後付けアイテムでドローンの事故が減らせる
このようなアイテムが増えれば、稼動中のドローンに触れて怪我をしてしまったという事故が起こる確率を減らすことができるかもしれない。
また、ドローンは接触だけではなく落下した場合も非常に危険なので、落下のリスクを減らすことができるアイテムは非常に貴重な存在といえるだろう。
この『aexo』は現在クラウドファンディングの『Kickstarter』で出資を募っており、プロジェクトが順調に進めば対応機種も増えていくことだろう。この『aexo』のようにドローンを“安全なもの”に近づけるアイテムがどんどん増えていって欲しいところだ。
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