高まる健康志向の中、スマホの利用が進んでいる。スマホを利用して健康管理できるモバイルヘルスケア・アプリは多いが、一歩進んで健康維持のためのアドバイスやビッグデータの活用をする例は少ない。
オムロンヘルスケアと協力
健康管理サービス『カラダノート』を提供するプラスアールは、血圧管理アプリ『血圧ノート』でジャンルNo.1を獲得する実力。『血圧ノート』では毎日の血圧だけではなく、体重や脈拍、服薬状況を記録、後からグラフとしてみることができる。また家族でデータ管理ができる家族リスト機能や、高血圧に関する情報を交換する場である『血圧ひろば』を提供している。このアプリはスマホアプリなのでいつでも持ち歩き、つけもらすことも少ない。
今回オムロンヘルスケアと協業することにより、オムロンヘルスケアのもつ高血圧予防に有効な血圧データ、分析ノウハウを提供、『血圧ノート』でひとことアドバイス機能、簡単データ転送機能が追加されることとなった。
これによりこれまでスタンドアローンで使われてきた血圧記録データだが、ビッグデータと比較することにより、高血圧予防に役立つ。
スマホネイティブ層へのアプローチ
スマホを使いなれた30~40代の高血圧予備軍がこれを使うことにより、高血圧からくる様々な病気の予防に貢献することだろう。今後モバイルヘルスケアの分野は生体センサーの発達、普及にともないマーケットが拡大することは確実視されている。
特にAppleWatchのようなウェアラブル端末とスマホの組み合わせは非常に親和性が高い。基本的な生体データがあれば将来的には病院にいかずとも、モバイルで診療ができる時代がくるかもしれない。
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