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暴力ゲームが「プレイヤーを攻撃的な振る舞いに導く」は間違いと判明か

他人との協力プレイは利他的行動を当たり前に感じさせる

テキサス・テック大学のメディア&コミュニケーション・カレッジでジャーナリズムと電子メディアの助教授を務めるJohn Velez氏は、ゲームで他人と協力してプレイすることの意味や、1人プレイや競い合う内容のゲームをプレイした場合との違いを研究。その結果、協力してプレイすることは、人を助けるのは貴重で、なおかつありふれた行為だとプレイヤーに考えさせる点において、有益さをもたらしうることが分かったという。

このほど、Velez氏と同僚たちは、暴力的な描写・内容のあるゲームをプレイする実験を行った2つの研究を『Communication Research』誌上で発表。どちらの研究でも、参加者はプレイ後、パートナーもしくは敵に対して音が大きく不快なノイズをだすという“攻撃的に振る舞う”機会を与えられた。

その結果、片方の記事は、他人との協力プレイが、現実の世界での攻撃的な振る舞いという点で現れるとされる、暴力的なゲームの“ネガティブな影響”を取り除く可能性を示した。もうひとつの関連する研究では、暴力シーンのないゲームで手助けしてくれる他人と組んでプレイすることは、向社会的行動や援助行動を増やしたという。後者の傾向はチームメートだけでなく対戦相手に対しても見られたようだ。