ウェアラブル端末でできることが増えている。とうとう車にも対応するところが出てきた。ボルボだ。
といっても、車を近くまで呼び出すといったことはできないが、ドアのロックやエアコンなどを遠隔操作できるようになったという。
それだけでも便利になったと感じる人は多いかもしれない。そして、これがきっかけとなって、どんどんできることが増える可能性はあるのだ。
ウェアラブル端末から車を制御する
スウェーデンを本拠とする自動車メーカーであるボルボカーズは、5月28日に『Volvo On Call』のアップデート版が導入されることを発表した。このアップデートで『Volvo On Call』はウェアラブル端末に対応することに成り、Apple WatchやAndroid wearからボルボ車の一部の機能を遠隔操作することができるようになる。
『Volvo On Call』は2001年に発表されたテレマティクスの先駆けだ。当初より、緊急時にオペレータに自動接続したり、GPSを使って盗難された場合の追跡機能を搭載していた。
そして今回、ウェアラブル端末と連携するアプリケーションが追加されたのだ。例えばApple WatchやAndroid wearから、ドアのロックや解除ができる。また、ガソリンの残量をウェアラブル側で確認することもできる。
さらに車を見失うほど混雑した広い駐車場でも、すぐに自分の車を見つけることができるようになっているようだ。また、車載エアコンを遠隔操作できるため、例えば暑い日に前もって車内を冷やしておいたり、逆に寒い日に暖めておくこともできるだろう。
他にも、走行距離の確認や、エアバッグ関連の通知機能もあるという。
いつかウェアラブルで自分の車を呼び出せるかも?
ボルボカーズがウェアラブル端末への対応を始めた以上、他の自動車メーカーも対応してくるに違いない。
となれば、各社少しでもより対応の幅を広げてくるのではないか。
また、車の自動運転の技術も実用化が目前となっているということは、まるでSFのようだが、ウェアラブル端末から自分の車を呼びつけることができる様になるのは、案外近い将来なのではないかと期待してしまう。
ウェアラブル端末と自動車の関係は、これから濃くなっていくに違いない。
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