Apple WatchやAndroid Wearを搭載するものが次々と発表され、市場を賑わせている“スマートウォッチ”。しかし「使わない機能が多い」という声もあるようで、“ユーザーにフィットするアイテム”という視点ではいまだ課題を残している。
そんななか、海外では必要な機能を組み合わせて使える“変幻自在のスマートウォッチ”の最新版が発表されているようだ。
最新型はモジュールとデザインがパワーアップ
そのスマートウォッチは『Blocks』というアイテムで、アメリカの『Blocks Wearable』が開発を手掛けている。これまでにもプロトタイプのものが何度か話題になっていたのでご存知の方も多いかもしれない。
『Blocks』の詳しい仕組みを説明しよう。
このアイテムは時計のコマの部分が1つの機能を持っており、それを組み合わせることによってユーザーに必要な機能を厳選したスマートウォッチを構築することができるというものだ。
モジュールの種類はバッテリーやGPS、温度計や活動量計など数え切れないほどの種類が用意されている。
組み合わせの例を挙げると、『e-ink』ディスプレイとGPS機能、モーション機能と活動量計を組み合わせれば“フィットネス仕様”になり、タッチスクリーンにマイクやマイクやメモリ、SIMカードなどを組み合わせれば“ビジネス仕様”にする事ができる。
前のバージョンの『Blocks』と比較すると、本体のデザイン性とモジュールの機能が大幅に改良されているようだ。
モジュール型デバイスの将来性
もし『Blocks』のように組み合わせが自由自在のデバイスが流行したら、スマートウォッチだけではなく、スマートフォンやタブレットにも同じようなシステムの物が誕生していくかもしれない。
モバイルデバイスの場合、1つの部品が壊れてしまえば本体そのものを修理にださなければいけないが、モジュール型であれば部品の交換も容易に済み、費用も抑えることができるだろう。
この『Blocks』は何度か発売が先送りされてきたが、今夏には正式にクラウドファンディングのサイトで入手できるようになるという。
“スマートウォッチ”自体は欲しいけれど、自分に合ったものが見つからないという方はこの『Blocks』がベストかもしれない。
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【参考・画像】
※ Blocks