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タミヤ「トヨダAA型」にみるプラモデル設計今昔物語

デフォルメの葛藤

自動車設計において、3Dモデルデータが使われるのはもはや当たり前である。最新モデルではすでにある3Dモデルデータをスケールモデル化にあたりメーカーより提供され利用するケースも増えてきた。しかしここで問題となるのはデフォルメである。

tamiya la ferrari

これまでのアナログ設計手法では設計者の意図で「より格好よくみえるように」修正されるのが通常であった。特に小さなスケールモデルは俯瞰するのが普通であり、実車の目線とは異なることも理由のひとつである。空気が入ったゴムタイヤは重力でつぶれるが、樹脂モデルでは硬くて潰れないために予め若干車高を下げて設計していたという。このデフォルメの度合いが、同じモデルであっても各メーカーの特色につながっていた。

ところがメーカーから3Dモデルデータが提供され、特に最新モデルで実車をみたことがない場合は、どこをどう手をつけていいのか悩ましいという。また競合メーカーとの差別化も計りにくいのも問題だ。