イヌは自身の利益に関係ない場面で他者をどのように評価するか
だまそうとする相手の指示には従わなくなるなど、ヒトの社会的信号に敏感なことで知られているイヌ。今回、文学研究科博士後期課程学生の千々岩眸氏、藤田和生教授らの研究グループは、イヌが自身の利益に直接関係しない場面で、他者をどのように評価するのかを調べたということだ。
研究では、家庭犬を3つのグループに分け、飼い主と実験者がやり取りをする場面を見せた。その上で、困った飼い主を援助する人物や援助を拒否する人物に対して、イヌが第三者的立場から、どのような評価を下すのかを調査。