風力発電設備の導入を加速させるか
さらに、『ecoROTR』の工夫はドームだけではない。風車を支えるタワーも、従来の鉄製の管ではなく、金属を格子状に組み立ててポリエステルでカバーするという方式に変えたのだ。
このことは、タワーを小さめの部品で運搬し易くし、現地で組み立てることを容易にするだろう。つまり、風力発電設備の設置を容易にできる。
また、従来の風力発電では、発電能力を高めるためにプロペラ部分を長くしてきた。そのことは環境負荷を大きくしてきたのだ。
『ecoROTR』の実験で最適なドームとプロペラの比率が解析され、より小型化できるようになれば、風力発電設備の導入ハードルがひくくなるかもしれない。
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