新しい音楽のリスニングスタイルとして人気が高まりつつある”ネットワークオーディオ”。
現在ではミュージックサーバー(NAS)に音楽データを保存し、音源をネットワークオーディオプレーヤーで再生するという方法が主流となっているが、老舗音響機器メーカーのDENONがもっと手軽にネットワークオーディオを楽しめるアイテムを発売した。
スマホ1台で家中の音楽をコントロール
そのアイテムは『HEOS 1』というもので、ベランダなどの屋外やバスルームなどでも使用できるタフなWi-Fiオーディオスピーカーとなっている。
使用方法は『HEOS 』のアプリをスマートフォンやタブレットにインストールし、アプリ内のプレーヤーで音楽を再生すれば『HEOS 1』から高音質の音楽が流れるという簡単な仕組みとなっている。
ここまでは従来のBluetoothスピーカーなどと変わりはないが、複数の『HEOS 』スピーカーを設置した場合「どの場所のスピーカーで何を再生するか?」といった事もアプリでコントロールする事が可能だ。
また、ネットワークにはWi-Fiを使用しているので従来のBluetoothスピーカーよりも範囲が広く、音質なども安定しやすいというメリットがあるという。
電源には最長6時間使用できるバッテリーが装備されており、ポータブルスピーカーのように持ち運びが可能なほか、スピーカーのエンクロージャー部分をはじめとした多くの部分が防水設計となっているため、屋外やバスルームでの使用なども可能となっている。
Wi-Fiオーディオの可能性
現在、店舗などでBGMを流す際はアンプやミキサーなどでコントロールするという形式が多く採用されているが、『HEOS』のようにWi-Fiを介して広範囲のコントロールができる音響機器が普及したとすれば、家庭用だけではなく店舗でもこの形式が採用されていくかもしれない。
海外のDENONでは、この『HEOS 1』以外にも2種類の『HEOS』シリーズを発売している。
現在日本では発売されていないが、海外のDENONでは購入が可能なので、気になった方は是非チェックしていただきたい。
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