IT/テック

新発明「ナノ・アコーディオン」で伸び縮み可能なディスプレイもできる? 

新発明「ナノ・アコーディオン」で伸び縮み可能なディスプレイもできる?

アメリカ・ノースキャロライナ大学の研究者たちは、透明で、伸縮自在な伝導体(電気を通しやすい素材)を開発したと発表した。

 

伸縮自在の新素材

この伝導体は、『ナノ・アコーディオン』デザインという構造を採用している。

Accordion-HEADER-1422-848x477

これは、要はナノ単位の極小伝導体を、楽器のアコーディオンのように折った構造にすることで、伸縮性を持たせたというもの。素材は、シリコン基板を加工したもので、酸化亜鉛を被膜するなどで生成している。

Figure 2_news release

これが実用化されれば、伸縮自在の電子装置やウエラブルセンサーなど、広範囲への応用が可能だという。また、透明であることを利用して、伸縮性があるディスプレイなどもできるという。

02ナノアコーディオン3
研究チームは、現在、素材の厚みなど、さらなる改良を施すための実験を進めているそうだ。

伸び縮みができるディスプレイや電子機器など……技術的な面がクリアできれば、モニターやPC、スマホなどにも応用されるかもしれない。

ちょっと注目したい素材のひとつではある。

 

【関連記事】

※ 日本発!新型太陽光電池「ペロブスカイト」が世界で話題に

※ スタンフォード大学が新たな燃費改善デバイスとしての「新炭素材」を開発

※ 風車は必要なかった!? 風力発電システムの進化系

※ 日本を変えるかもしれない発電方法5つ

※ 最強ナノ素材グラフェンを大量に作れる「銅箔リボン」製法をMITが発表

【参考・画像】