『ホバーボード』なんて本当に作れるの? なんて思うが、発表したのは天下の『レクサス』だ。しかもヘッドクォーター(本部)の『Lexus International』がプレスリリースまで出している。どうも話は本物のようだ。
リリースによると、レクサスブランドの創造性と革新性を表現するために実施する『Amazing In Motion』キャンペーンの中で、宙を浮いて移動するボードをデモンストレーションするそうだ。
上のプロモーション動画は、いわばその予告編。スケボーに乗ってきたスケーターが、宙に浮き待機している『ホバーボード』へ近づき、足を載せたところで……乞うご期待! といった感じ。う〜ん、先が見たい。
ボードから立ちこめる煙は?
『レクサス・ホバーボード』が、どのような技術を使っているのか詳細は明らかにされていない。
発表されたのは、磁気浮上技術を用いているということ。液体窒素で冷却された超伝導体と永久磁石を組み合わせることで、路面との摩擦がない状態で走行するというのだ。という事は……動画でボードから立ちこめていた煙は、液体窒素によるものか? ますます詳細が気になる。
ボードのノーズ部には、レクサス車でおなじみのスピンドルグリルをモチーフとしたデザインを採用。ハイテク素材はもちろん、デッキ部などにはバンブー(竹)といった自然素材も使用することで、高級車ブランドらしさも表現している。
ちなみに、予告動画のクレジットには、レクサス産スーパーカー『LFA』のチーフエンジニア棚橋晴彦氏の名前も出てくる。
レクサス、つまりトヨタ自動車が持つ技術の粋を集めたクルマを手掛けたエンジニアが関わっている……これは、かなり本気のようだ。
テストは今夏スペインで実施
『レクサス・ホバーボード』の詳細は、今後数週間にわたり徐々に公開されるようだ。また、テストが、今年夏にスペイン・バルセロナで行われることも発表されている。
さて、どんな結果が待っているのか?
イメージするのは、80年代の大人気SF映画『バック・トゥー・ザ・フューチャー』で、主役のマイケル・J・フォックスが乗った空飛ぶスケートボード。あんな動きができるとすれば……今から待ち遠しい限りだ。
【関連記事】
※ iPhoneと連携するフォードの電動アシスト自転車「MoDe:Me」
※ 航続距離最大35kmで最高速度は25km/h!セグウェイみたいな一輪バイク「MOTO POGO」
※ 都市を滑空する次世代の超小型EV「アーバン グライダー」
【参考・画像】
- 1
- 2