軽量ボディや鋭い加速も武器
今回、4輪車の総合1位を獲得したのは、『eO PP03』というEVマシンで参戦したリース・ミレン選手。
エアロダイナズムを追求し、生粋のレーシングカー的フォルムを身にまとった『PP03』は、電動モーターで動くEVながら1,368馬力もの最高出力を発揮。最大トルクも2,160Nm(220.32 kgf·m)を発揮するモンスターマシンだ。しかも、車両重量は1,200kgと超軽量で、0.87kg/psという驚異的パワーウエイトレシオにより、鋭い加速力も武器のひとつだ。
総合1位を決めたタイムは9分7秒222。ちなみに、総合2位もEVで、日本から参戦したドライバー、田嶋伸博選手が駆る『2015 Tajima Rimac E-Runner Concept_One』が9分32秒401をたたき出した。
今までこのレースの最速レコードタイムは、2013年にセバスチャン・ローブ選手がガソリン車で出した8分13秒878。今回の『PP03』は、そのタイムには及ばなかったものの、確実にレース用EVの性能がアップしているのは明らかだ。
近い将来、エコなだけでなく、“ガソリン車の速さを完全に超えた”EVが登場する日も近い!?
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【参考・画像】
※ Drive eO
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