人はどこまでラクしようというのか。セグウェイを土台だけにした様な乗り物がクラウドファンディングの『Indiegogo』で、資金調達に成功している。キャンペーン期間を残しながら、既に目標額の302%を達している人気ぶりだ。
この『RevoBot』という乗り物は、スケートボード状の板の両端に車輪が付いただけのシンプルな形状だが、スケートボードと違うのは、進行方向と車輪の付き方だ。
スケートボードが進む方向に対して、横に動く。つまり、人が『RevoBot』の両端に足を開いて直立すれば、前後に移動するわけだ。
歩くよりはかなり早く移動できる
『RevoBot』の操作方法はセグウェイと同様で、重心を移動させることで前後や左回り、右回りができる。
うまく操作すれば、その場でくるくる回転することもできるようになる。
試験走行では最大230ポンドまで問題なかったようなので、約104キロの巨漢が乗っても動くことができるのだろう。速度は時速10~12マイルというから時速約16~19キロで走行できることになり、歩くよりはかなり早めだ。
『RevoBot』の本体サイズは580×185×175mmで重量は10kg。タイヤのサイズは8インチ。最大で15度の傾斜を走行できる(体重にもよると思うが)。
2時間充電すれば、16~19km走れる。『RevoBot』を乗りこなすには多少練習が必要だが難しくはないようだ。だいたい10~15分ほどで乗りこなせるようになるという。
音楽を聴くこともできる
『RevoBot』は乗り物だが、音楽を聴くためのスピーカーが搭載されている。スマートフォンとBluetoothで接続して音楽を鳴らすことができる。『RevoBot』で出かけた先で、音楽を楽しむこともできるというわけだ。
既に完成版ができあがっており、量産の準備も万端なようだ。『Indiegogo』でも目標額を超えているので、今年の9月から納品できるように尽力中だという。
日本では公道は走れないだろうが、公園や私有地、あるいは広い工場などでの移動につかえるのではないだろうか。
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