ノートや手帳に挟める
このSolar Paperのサイズは、9cm×9cm×1.1cm。重量は120gだ。その薄さのおかげでノートや手帳に挟んで持ち歩くことができるといううたい文句になっている。
充電中に曇ったり日陰に入ったりしても、充電されなくなるだけなので、ケーブルを抜く必要などはないという。また接続したデバイスを充電している電流をリアルタイムで表示するディスプレイを持っているので、現在の充電の効率を目で確認することができる。防水仕様になっているというのもありがたい。
Solar Paperはパネルを増やして使うこともできる。最大発電能力は1枚の場合で2.5W、2枚で5W、3枚で7.5W、4枚で10Wとなる。パネルを2枚使えば、電池切れのiPhone6を2.5時間でフル充電できる能力を持っている。
十分な強い光があるところなら、iPhone6やGalaxy S1/2/3などのスマートフォン等を充電するには5W仕様(2枚)で使うのがいい。そうすれば家庭用電源と同じ速さで充電できる。ただ、日差しが弱い状況などでは、7.5W仕様(3枚)のほうがいいという。もちろん10W(4枚)のほうが強力に充電はできるが、お高くなる。
なおiPhone6+やGalaxy S4/5/6などの場合は7.5W仕様がおススメだという。家庭用電源よりやや充電速度は遅くなるが、コストを考えるとバランスがいいそうだ。なおiPadやGalaxy Tabなどには10W仕様が適している。
モバイルバッテリーも充電できる
スマートフォンなどよりも単純なモバイルデバイス、たとえば懐中電灯や電池、Bluetoothスピーカーなどの場合は、2.5W仕様から10W仕様のどれを使ってもかまわない。充電時間は変わってくるが、充電は可能だ。
しかし、iPhoneなどのスマートフォンは、供給する電流が少ないと充電を拒否してしまって、まったく充電できなくなる。したがって、曇りの日や夕方など光が弱いときには、とりあえずモバイルバッテリーを充電しておいて、そのモバイルバッテリーでスマートフォンを充電するという方法がいいという。
このSolar Paper、市販時の価格は5W仕様が120ドル、7.5W仕様が160ドル、10W仕様が200ドルになるようだ。最初のロットは9月には出荷される見込みだという。
次世代のエネルギー源として、太陽光発電がひとつの有力な候補になっていることは疑いの余地がない。じっさいに個人レベルでも太陽光発電に興味を持っているひとは少なくないだろう。
自宅にソーラーパネルを設置するにはそれなりの費用がかかることもあって、実行に至っている家庭はまだそう多くはないが、携帯できるレベルの小型のソーラーパネルで、太陽光発電がどういうものなのかを知っておくのはのは悪くないかもしれない。
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【参考・画像】
※Solar Paper, the world’s thinnest and lightest solar charger -Kickstarter
※Solar Paper, the world’s thinnest and lightest solar charger -YouTube
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